デジタル遺品の対策
エンディングノートを実行する時
《 訃報の連絡を受けて 》
《 出会いは癌ステージ4 》
《 相続のお手続きの際に 》
丁寧に生きた証
2025年 5人に1人は認知症
エンディングノートの連絡先
長年にわたるお付き合い
旅立ちの準備は出来ていますか?
私の母は58歳で他界しました。
胃癌でした。
当時母は現役の生命保険会社の職員でした。
自宅でミシンの内職をしていた母は誘われて、私が幼少の頃に生保レディになりました。
苦労もあったと思いますが家族には愚痴ひとつ言わず、勤続20年を迎えた矢先に癌が発覚しました。
手術で胃を全摘出しましたが、1年後に全身に転移していることが分かった時にはもう手の施しようがない状態でした。
死を覚悟した母は、私に身辺整理を頼んできました。
金融機関の整理、書類の整理、そして「形見に何が欲しい?買ってあげるから言ってちょうだい」と・・・
私が母の立場だったら、同じことが出来るだろうか・・・ と胸が苦しくなりました。
58歳という若さで自分の死と向き合い、最後までキッチリやり遂げた母は強いと思いました。
そして、亡くなる1週間前のこと・・・
「髪がボサボサでかっこ悪いから美容院に行きたい」と言いました。
私は病院に外出許可を取り、体力が低下して歩けない母を車椅子に乗せ、車で母が行きつけの美容院に行きました。
会話をするのもしんどそうでほとんど喋りませんでしたが、車窓から木蓮の花を見つけ「きれいだね」と一言いいました。
ファイナンシャル・ソムリエのロゴマークの花は、その木蓮をイメージしてデザインしました。
この世に誕生し最期を迎えるまで、輝いた人生を送りたい
予期せず最期が急にきてしまうこともあるから、悔いの無いように毎日を過ごしたい
いつでも身の回りをキレイに整理して、万が一に備えておきたい
母から多くのことを学びました。
それは、私の生き方やライフワークに活かされています。
お金の相談が出来る人はいますか?
お金の相談が出来る人はいますか?
元夫に消費者金融6社から多額の借金があることが発覚した当時、私には相談出来る人がいませんでした。
親兄弟などの身内には心配をかけたくないと思い、話せませんでした。
元夫の両親には話しましたが解決策は得られませんでした。
「私たちに肩代わりするお金の余裕はないのよ。なんとかならないかしら富美江さん」
と、泣きつかれました。
夫の両親の前で元夫に二度と借入しないと誓約書にサインをしてもらいました。
借金は5社を一括返済し、1社は計画的に返済していきました。
(どうやって資金を捻出したかは、別の機会でお話ししたいと思います)
が、わずか2年半後に消費者金融5社から新たな借金があることが発覚します。
裏切られた気持ちと絶望感で途方にくれました。
夫の両親に報告したところ、次のような答えが返ってきました。
「どうしたらいいかしら?自己破産しかないかしら富美江さん」
離婚しようと思いました。
が、やはり親兄弟には心配にはかけたくないと思い言い出せませんでした。
実際に離婚したのは4年後で全額完済したタイミングでした。
私の父が他界した翌年のことでした。
(私の母は既に他界しています)
こんな愚かな娘を両親は天国から見守ってくれているでしょうか?
もし、あの時にお金の相談が出来る第三者がいたら・・・
もしかしたら私のその後の人生は違ったものになっていたかもしれません。
でも、あの経験があったからこそ、今の私の仕事があるとも言えます。
残念なことに介護も育児も無縁になってしまった私だからこそ、その時間をライフワークとしての今の仕事に費やすことが出来ます。
【お金の相談が出来る第三者】になれます。
お金の不安、老後の不安、一人で抱え込まずに是非ご相談下さい。
おひとり様の老後を考える
9.11 米同時多発テロ あれから20年の月日が経ちました。
20年前と言えば、私は結婚していて仕事は事務職でした。
離婚したのはそれから10年後の2011年9月。
夫が離婚届にサインをしてくれなくても別居しようとボストンバッグ一つに荷物をつめました。
(離婚を決意するまでの経緯はまた別の機会にお話ししたいと思います)
無事にサインをもらえ、離婚届を提出した後の見上げた空の青さは今でも鮮明に覚えています。
多額の借金を繰り返した夫の負債を都度完済したため、私の手元資金はほとんどありませんでした。
結婚した時は、まさかこんな人生になるとは想像も出来ませんでした。
これからどうなるんだろうと不安でいっぱいでした。
人に迷惑をかけないように生きていこう・・・ と思いました。
おひとり様のお客様に【今後どのような人生を送りたいですか?】と聞くと、【人に迷惑をかけないようにしたい】という答えが返ってくることが多いです。
その多くが、【健康面・金銭面】に対する不安です。
この部分の不安を取り除いた上で、好きなことをして楽しく暮らしたいということかと思います。
もちろん、私もそう思っている一人です。
離婚してちょうど丸10年になります。
周囲の皆さんに支えていただき、声をかけていただき、引っ張り上げていただき今があります。
ここから先の人生は、お世話になった方々への恩返しと同じような不安をお持ちの方々の支えになりたいと思います。